遠出をすると、車窓からの眺めを6Bの鉛筆でスケッチします。
寸刻でイメージを得て、遠くの山脈を追うのです。
まるで車窓からカメラのシャッターを切るように。
海外に出掛けた時などは、日頃の光景と異なった空気が流れるのが見えるのです。
対象となる建物・森などと私の間にある透明な微風を描いている気が深まります。
瀬戸内海や日本海側を船で泳ぐ刻、いつも「生きている」ことを実感し、法外な数の時間の一瞬を描きとめるのでした。
- 来住しげ樹
遠出をすると、車窓からの眺めを6Bの鉛筆でスケッチします。
寸刻でイメージを得て、遠くの山脈を追うのです。
まるで車窓からカメラのシャッターを切るように。
海外に出掛けた時などは、日頃の光景と異なった空気が流れるのが見えるのです。
対象となる建物・森などと私の間にある透明な微風を描いている気が深まります。
瀬戸内海や日本海側を船で泳ぐ刻、いつも「生きている」ことを実感し、法外な数の時間の一瞬を描きとめるのでした。
- 来住しげ樹